紫外線を防ぐ

紫外線は皮膚のバリア機能を低下させることで知られています。アトピー性皮膚炎を持っている人ですと特に皮膚の状態が弱っていて抵抗力が落ちている状態なので紫外線は大敵です。ですから外出するときには必ず日焼け対策をしっかりすることを習慣づけましょう。

紫外線から皮膚を守るためには日焼け止めクリームをしっかりつけることが大切ですが、その日焼け止めクリームの成分には注意しなければいけません。多くの日焼け止めクリームに使用されている紫外線吸着剤などはアトピー性皮膚炎を起こしている敏感肌には刺激が大きすぎるのです。こういった成分が含まれている製品を使うとアトピーを悪化させてしまうことになるので気をつけましょう。

オススメの紫外線予防対策としてはアトピーにも使える敏感肌タイプ用の無添加日焼け止めクリームを選びましょう。敏感肌用はSPFの数値も低めのSPF20前後であることが多いので、とにかくこまめにクリームの塗り直しをするようにします。だいたい2時間おきぐらいの頻度で塗りなおしをしないとしっかりとした日焼け止め効果が得られないので注意が必要です。最近では、飲むタイプの日焼け止めサプリもあるので、こういったものを利用してみるのも良いでしょう。

保湿で乾燥を防ぐ

アトピーと保湿は切っても切れない関係性があります。アトピーの治療には一般的にはステロイド軟膏が処方されることが多いです。確かにステロイドをつけるとアトピーの症状は一時的には劇的に改善したように見えるでしょう。しかしステロイドはアトピーの表面的な症状を抑えているだけなので、アトピーの根本の原因までは根治しているわけではないのです。ですからステロイド使用をやめた途端にアトピーが悪化してしまうことは良くあることなのです。

最近では、ステロイドを使用せずに保湿を徹底的に行うことでアトピーを根本から治療するという方法を採用している皮膚科医も増えてきました。いわゆる脱ステロイド療法です。保湿を徹底することで皮膚のバリア機能を高めて自然治癒力を向上させます。そうするとアトピーが徐々に改善されてくるということで特定の治療効果をあげているようです。

保湿にはアトピー用の保湿クリームをお風呂上がりに塗る方法やバセリンなどを使う場合やオリーブオイルなどのナチュラル成分の保湿剤を使う場合などさまざまな選択肢があるようです。ここで大切なのは防腐剤や香料、着色料などが無添加の保湿剤を使用することです。自分のお肌に合う保湿剤でしっかりスキンケアをしていればやがてアトピーは自然にゆっくりと改善していくので試してみる価値はあるでしょう。

アトピーが悪化する要因

アトピーは生まれてすぐの赤ちゃんから発症することも多いアレルギー性の皮膚疾患ですが実は大人になってからでも突然体質が変わって発症することがある病気なのです。小さい子供のうちはアトピーは、たいてい首や肘の内側や膝の裏側に起こりやすいのですが大人になってからのアトピーですと、場所が少し違ってきて顔に出ることが非常に多いようです。こういったアトピー性皮膚炎になってしまった場合には、アトピーが悪化しないように日頃から守るべき項目というのがあります。

まず一つ目は、肌を乾燥からしっかり守ることです。アトピーを起こしている皮膚は乾燥していることが多いのです。皮膚の乾燥は皮膚をさまざまな刺激から守るバリア機能が低下していることを意味するので、それが免疫機能を落としアトピーを引き起こしていると考えられています。ですからまずは何よりも保湿が大切なのです。お風呂上がりの体がまだ水分でしっかり潤っている状態のときに、バセリンなどで皮膚に薄い膜を張るようにしてあげれば保湿効果が高まりアトピーが改善します。

しかし乾燥したままにしてしまうとアトピーは確実に悪化していきます。他にも食べ物に気をつけることも大切です。アトピー性皮膚炎を持っている人はたいてい食べ物アレルギーもあるものです。食品添加物や特定の動物性たんぱく質を摂取するとアトピーが悪化することがわかっています。まずは皮膚科などでアレルゲンを特定するための血液検査をしてもらってどんな食事を排除すべきかを知ることがとても大切です。